2020年、動画マーケティング時代到来

サイバーエージェントの調べによると、動画広告市場は2018年時点で前年比34%増、市場規模は1,843億円。
これが2024年には約2.5倍の4,957億円に成長するといわれています。
動画コンテンツの成長は周知の事実と言えるでしょう。
訴求力の強い動画コンテンツがあればネット上で顧客に対して様々なアプローチができるわけです。
しかもCMと比べて広告費が安く済みます。

出典:サイバーエージェント
そして!
通信速度の大革命5G!
通信速度が劇的に早くなることでネット動画の視聴がよりスムーズになります。
2020年は動画マーケティングの大きな波がやってきます。
おそらくニュースメディアでも大きく取り上げられることでしょう。
動画マーケティングとは?
動画マーケティングとは、映像コンテンツをインターネット上で用いることで、
顧客に対して、商品やサービスの関心を高めることを目的としたマーケティング活動です。
動画という訴求力ある“コンテンツ”を通じて、企業と顧客がコミュニケーションを
はかることから、コンテンツマーケティングの一種ともいえます。
5G
2020年春に、5G(第5世代移動通信システム)の商用利用がスタートします。
インターネットの普及⇒スマートフォンの普及に続く、大きな変化として、
動画広告市場の起爆剤になる事は間違いありません。
動画マーケティングの成功例
大手企業ではすでに当たり前のように行われている動画マーケティング。
下記は分かりやすい例です。
<某化粧品メーカーの場合>
ハウツー動画で売上アップ。
オンライン販売を伸ばすため、ハウツー動画を商品サイトに公開。
商品購入のためのリンクを貼り、すぐ買えるようにすることで売上を伸ばすことに成功。
ポイント:
商品の魅力が伝わりにくい商品も、動画を用いて使用感をリアルに伝える事ができる。
<環境保全団体WWF>
環境保全団体WWFは、環境保全の支援者を増やすため、ネコ好きをターゲットにしたネコ科動物保護を訴える動画広告を制作。動画を活用して、科学的・理性的な環境保全団体であるというブランドイメージを保持しながら、支援を考えている方に対して訴えかけることで、効率よく支援者を拡大することを実現。
ポイント:
紙面や活字だけでは伝わりづらい「ブランドイメージ」を動画で伝える。
テレビなどで、新商品などを見せるわけでもなく、企業の良いイメージだけを伝えるCMを見たことありませんか?例えば「この木なんの木」や「TEIJIN」など。動画は情報量が多く、活字とは違い、観念的で抽象的なもの「イメージ」を伝える事に対して非常に効果的なんです。
<家電/楽器/カメラ メーカー>
新機種の使い方、その魅力を、実際に商品を扱った動画を見せることで分かりやすく伝える。
ポイント:
商品購入前に使用感を確認するために動画を見る方が増えている。
動画=ショールーム的考え方。強力な販促ツール。
自分も楽器のエフェクターなど購入する前に、ネット動画を見て、
つまみをどれだけ回せば、どんな感じで音が変わるか?など使用感を確認しますね。
動画と購買行動の関係性
商品購入前に動画を視聴する人が増えています。
インタラクティブ動画制作サービス『SOVE(ソーブ)』を提供する株式会社スプレッドオーバーが、10代~50代の男女を対象に、「動画」に関する意識調査を実施。その結果をご覧ください。

出典:株式会社スプレッドオーバー
90.9%がネットでの動画視聴経験があり、さらには93.1%が1日10分以上、動画を視聴しています。
そんな中、下記図のように情報収集目的で動画を視聴する人はわりと多いのです。

出典:株式会社スプレッドオーバー
そして、実に4割近い人が商品購入前に動画を観ており、
うち59.9%が「Youtuberや一般の人が商品に関して紹介している動画」を視聴しているようです。

出典:株式会社スプレッドオーバー
この調査結果は、動画マーケティングの有効性を証明するデータと呼べるのではないでしょうか?
資料出典:【情報収集の新常識!これからのインターネット動画に求められるものとは?】
まとめ
YouTube、Instagramといった動画配信プラットフォームの登場。
Wi-Fiをはじめとする通信インフラの利用範囲が拡大。
スマホ、タブレットの普及。
そして5Gによる通信速度の大革命。
2020年は、動画マーケティングの年。間違いありません!