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レンズの特性 | 大阪の動画制作・映像制作なら株式会社シードアシスト

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レンズの特性

記事作成日:2017/02/16

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レンズの特性

最近ではカメラ女子などという言葉もあるくらい、世の中に広まっているカメラですが

みなさん、お持ちのカメラの性能を十分に発揮できていますか?

今回はカメラとは切っても切れない関係の【レンズ】について基本的な事をお話できれば

と思います。

標準 広角 望遠

レンズには様々な種類があります。

24mm 50mm 85mm 135mm…などなど

これらの〇〇mmとは一体どういう意味なのでしょうか?

この〇〇mmというのは焦点距離の事をさし、

大雑把に分けると50mmのレンズが標準、そこから数値が小さくなるとどんどん広角に

数値が大きくなると望遠になっていきます。

では標準 広角 望遠で

どのように違いがでるのかを画像で確認しましょう。

標準 広角 望遠

 

こちらの画像から分かるように、

広角になるほどより広く撮影をすることができ、

望遠になるほどより対象に寄って撮影をすることができます。

明るいレンズ 暗いレンズ

レンズを探しているとよく、明るいレンズ・暗いレンズと耳にすることがあります。

いったいこれは何を指しているのでしょうか?

明るいレンズとは、「開放F値が小さいレンズ」のことを言います。開放F値とは、F値を最も小さくした値です。一眼レフカメラには、F値と呼ばれるものがあります。別名、絞りと呼ばれたりします。

レンズの内部には、羽根の様なものがあり、これが閉まったり開いたりして、カメラ内部に入り込む光の量を調節しています。

この羽根の開き具合を、数値化したものをF値といいます。F値は小さい方が、より羽根が開き沢山の光を取り込めます。逆に、F値を大きくすれば、羽根が閉まり光が入り込みにくくなります。

羽根が開いている方が明るく

羽根が閉じている方が暗くなります。

一般的には明るいレンズの方が良いと言われているのですが、

理由はシャッタースピードを上げることができブレにくくなる、や

ISO感度に頼らずに明るくできるのでノイズが発生しないなどあるのですが

個人的にはボケ感がキレイに出るというのが大きいかと思います。

ボケ感については次の項目でご紹介します。

被写界深度

カメラ用語に被写界深度(ひしゃかいしんど)という言葉がありますが、

ざっくり説明すると、被写界深度とはピントの合っている範囲の事を言います。

さらにピントの合う範囲が狭くなることを被写界深度が浅い、ピントの合う範囲が広いものを被写界深度が深いといいます。

さて、この被写界深度ですがいくつかの方法によって変えることができます。

1つは被写体との距離を変える事

2つ目はレンズの焦点距離を変える事

3つ目はレンズのF値を変える事です。

1, 被写体との距離が遠くなるほど被写界深度が深くなりピントが合う範囲が広くなります。

逆に被写体との距離が近くなるほど被写界深度が浅くなりピントの合う範囲が狭くなります。

2,焦点距離は広角になるほど被写界深度が深くなりピントが合う範囲が広くなります。

逆に望遠になるほど被写界深度が浅くなりピントの合う範囲が狭くなります。

3,F値は値が大きいほど被写界深度が深くなりピントが合う範囲が広くなります

値が小さいほど被写界深度が浅くなりピントの合う範囲が狭くなります。

ではこの違いは画像にどんな影響を及ぼすのでしょうか?

それは先程の「明るいレンズ 暗いレンズ」の項目ですこしお話させて頂いたのですが、

実際に画像を見て確認しましょう。

被写界深度

 

左が被写界深度が深いもの

右が被写界深度が浅いものになります。

一目瞭然ですね。

全体にピントが当たっている様子

背景がボケている様子

全然画の雰囲気が違います。

まとめ

以上のようにレンズには様々な特性があるので、

カメラマンは撮影したい画に合わせて最適なレンズを選ぶ必要があります。

つまり、撮影が始まる前から勝負は始まっているのです!

みなさんもレンズを少し工夫するだけで格段に写真や映像は変わるので

ぜひ挑戦してみて下さい。

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