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動画ファイルの拡張子の種類5選|用途に合わせた決め方も紹介 | 大阪の動画制作・映像制作なら株式会社シードアシスト

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動画ファイルの拡張子の種類5選|用途に合わせた決め方も紹介

記事作成日:2021/10/18

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動画ファイルの拡張子の種類5選|用途に合わせた決め方も紹介

動画制作の場面において、「.mp4」や「.mov」という文字を目にすることがあるでしょう。上記の文字は動画ファイル形式に必ず付いている「拡張子」というものであり、多くの種類が存在しています。

拡張子はそれぞれ特徴が異なるため、動画制作を行うときは特徴を把握したうえで、用途に合った拡張子を選ぶことが重要です。

今回は、拡張子の種類や用途に合わせた決め方などを解説します。動画制作を行う予定がある人や、動画制作に関する活動をしている人はぜひ参考にしてください。

1.知っておくべき動画の基礎知識3つ

拡張子の種類について知る前段階として、動画に関する基礎知識を知っておくことが必要です。動画の基礎知識を把握していれば、拡張子の種類もスムーズに理解できます。

動画制作において知っておくべき基礎知識は、以下の3つです。

〇コンテナ

コンテナとは、映像ファイル・音声ファイルの2つを格納した箱のようなものです。2つのファイルをまとめて同時に再生されたものを動画と呼びます。

コンテナはファイル形式とも呼ばれ、MPEGやAVIなどさまざまな種類が存在します。コンテナによって互換性や画質などが異なり、この違いによって「字幕がうまく入らない」などの問題が発生するため、コンテナの違いを把握することが重要です。

〇コーデック

コーデックとは、動画を圧縮・変換するプログラムのことです。本来、動画は大量の画像から構成されており、パラパラ漫画のように再生されます。容量が膨大であるため、PCなどに保存する場合は動画の圧縮・変換が必要です。

〇エンコード

エンコードとは、動画を圧縮・変換することです。コーデックを用いて、映像ファイル・音声ファイルを圧縮してコンテナに格納することができます。また、コンテナの種類を選ぶために動画の拡張子を変換する役割もあります。

2.代表的な動画ファイルの拡張子5選

動画ファイルの拡張子には多くの種類があり、それぞれ特徴が異なります。拡張子の選び方によっては、動画が再生できないなどの問題が生じる場合もあるため、動画ファイルの拡張子選びは慎重に行わなければなりません。

ここでは、代表的な動画ファイルの拡張子を紹介します。文字を目にしたことがあるものの、詳細について把握していなかった人はぜひ参考にしてください。

2-1. .mp4

「.mp4」は、MPEG4形式のファイル形式に付く拡張子です。Apple社が開発した拡張子の1つであり、Mac・WindowsのどちらのPCにも対応しています。

多くの動画プラットフォームで再生することができ、フルハイビジョン映像など高画質での再生も可能です。スマホはOSを問わず比較的新しい機器であれば、再生の際に不具合が起きることもありません。

最も広く普及している動画ファイルの拡張子であるため、種類のこだわりがない人におすすめの拡張子となっています。

2-2. .mov

「.mov」は、MOVファイル形式に付く拡張子です。Apple社が開発した拡張子で、Macでの動画編集・再生に向いています。

SNSや動画サイトによっては未対応の場合があり、変換が必要になるケースもあります。.movは、さまざまなコーデックに格納できる、汎用性の高さが特徴です。Macで使われることが多いものの、「QuickTime
Player」というプレーヤーを用意していれば、Windowsでも再生ができます。

2-3. .avi

「.avi」は、AVIファイル形式に付く拡張子です。Windows標準対応の動画ファイル形式に付く拡張子であるため、Windowsにおける動画の取り込みや編集、再生に向いています。

.aviは.movと同様にさまざまなコーデックに格納でき、汎用性が高いことが特徴です。しかし、.aviは低圧縮の拡張子であるため、容量が大きいことに注意しなければなりません。

.aviの動画ファイルはAppleの製品でそのまま再生できないため、動画を視聴するときはファイル形式の変換が必要です。

2-4. .flv

「.flv」は、FLVファイル形式に付く拡張子です。動画配信に向いており、有名な動画投稿サイトなどで利用されています。

.flvの動画再生には、以前まで「Adobe Flash Palyer」というAdobeシステムが必要でした。しかし、現在はHTML5の登場によってブラウザやPC環境を選ばず、動画コンテンツを再生することが可能となっています。

2-5. .mpg

「.mpg」はMPEGファイル形式の拡張子であり、大きく分けて「MPEG1」「MPEG2」の2種類があります。

MPEG1は、CDディスクに多く使用されている動画ファイル形式の拡張子です。PCの種類を選ばず再生することができ、再生時の負荷が低い特徴があります。しかし、画質はVHS相当で粗く、ファイルサイズも大きくなっています。

MPEG2は、さらに「MPEG2-PS」「MPEG2-TS」に分かれます。MPEG2-PSは主にDVDに使用される動画ファイル形式です。また、MPEG2-TSはブルーレイなどのDVDディスクや、地上波でのデジタル放送で多く使われています。画質はDVD相当となっており、MPEG-1に比べると高めです。

3.【用途別】動画ファイルの拡張子の決め方

拡張子の特徴については理解したものの、拡張子の決め方についてわからない人も多くいます。用途によって動画ファイルの拡張子の決め方は異なるため、用途に適した種類を選べるように決め方を把握しておきましょう。

ここでは、動画ファイルの拡張子の決め方を用途別に紹介します。

3-1. 動画編集

動画編集をする環境がWindowsの場合は「.avi」、Macの場合は「.mov」がおすすめです。上記の拡張子は低圧縮という特徴があります。自分で圧縮すると画質が落ちることが多いため、編集する場合は低圧縮の動画が適しています。

Windows・MacそれぞれのOSとの親和性が高く、高画質のまま編集することが可能です。

3-2. 動画配信

動画配信をするときは、汎用性が高く使いやすい「.mp4」の拡張子が適しています。このとき、低圧縮の場合はデータの通信に時間がかかってしまうため、高圧縮にして動画を埋め込みましょう。

以前はFLVが使用されるケースも多くありましたが、現在は.mp4を選んでいれば問題ありません。

3-3. 動画投稿

動画投稿では、基本的にどの拡張子を選んでも問題ありません。しかし、動画サイトにアップロードする場合はサイトごとの規定に沿うことが必要です。動画サイトによっては、アップロード時に自動でファイル形式が変換されるケースもあります。結果、高圧縮の動画がさらに圧縮され、画質が低下することにつながります。

画質にこだわりたい場合は、あらかじめ規定の拡張子にエンコードしておくなど、高圧縮の拡張子は避けるようにしましょう。

3-4. DVD作成

DVD作成では.mpgの中でも「MPEG2」が適しています。動画編集は他の拡張子で行い、その後MPEG-2に変換することが一般的です。

できる限り高画質のファイル形式で編集・変換することで、綺麗な映像を保ったままDVDを作成できます。

まとめ

今回は、動画ファイルの拡張子の種類や、用途別の決め方などを解説しました。

動画ファイルの拡張子は、広く普及している.mp4からDVD-Videoの拡張子であるMPEG2までさまざまです。自身の用途に合った動画ファイルの拡張子を選び、使い分けるようにしましょう。

シードアシストでは、目的に応じたさまざまな映像制作を承っております。クオリティの高い動画を制作したい場合は、ぜひシードアシストまでご連絡ください。


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