【インスタグラム動画広告】出し方と活用ポイントを解説
Instagram(インスタグラム)における動画広告とは、ストーリーズやフィードに配信される動画形式の広告のことです。インスタグラムは数多くのユーザーが利用するため、特性を生かした広告を出稿できれば、高い宣伝効果が見込めるでしょう。
しかし、具体的なイメージがわかず、導入に踏み切れないとお悩みの方は少なくありません。
そこでこの記事では、動画広告の種類と特徴、課金方式を紹介します。加えて、成功させるためのポイントについても解説していますので、検討中の方はぜひ参考にしてください。
目 次
インスタグラムの動画広告とは
インスタグラムの動画広告とは、Meta (旧称Facebook社)が提供しているインスタグラムに配信する動画広告のことです。
インスタグラムは利用者数が多く、ハッシュタグを検索しながら情報収集に活用しているユーザーが多いです。
総務省の「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、インスタグラムの全年齢の利用率は48.6%であり、LINEに次いで2番目に多いことがわかります。
ターゲティング精度が高いという特徴もあり、ユーザーの情報をもとにした効果的なターゲティングを行えるプラットフォームとして認知されています。
インスタグラムの動画広告の種類
インスタグラムの動画広告の種類として、以下の3つがあげられます。それぞれ詳しくみていきましょう。
・フィード広告
・ストーリーズ広告
・ディスカバリー広告
フィード広告
フィード広告は、タイムライン上にユーザーがフォローしたアカウントの投稿に混じって表示される広告です。
一般ユーザーの投稿と同じような形式で広告を掲載でき、自然な訴求ができます。一方で、ユーザーの投稿に混ざるため、広告と思われずに見過ごされてしまう可能性もあります。
そのため、ユーザーの目にとまるような動きや音声を加え、わかりやすい動画広告にすることが大切といえるでしょう。
ストーリーズ広告
ストーリーズ広告は、ユーザーのストーリーズに混じって表示される広告です。一般ユーザーの投稿は24時間で自動的に消えてしまいますが、広告の場合は消えずに掲載され続けます。
縦長で画面いっぱいに表示されるため、情報やインパクトを与えやすいのが特徴です。
アンケートやリンクボタンを表示できる機能もあるので、広告に興味を持ったユーザーを次のアクションに促せる点も特徴の一つです。
ディスカバリー広告
ディスカバリー広告は、発見タブ(アプリ下部にある「検索」)に掲載される広告です。
発見タブに表示される投稿は、ユーザーの興味関心に基づいたものであるため、動画広告の内容とユーザーの興味関心がマッチしていれば、広告を積極的にみる可能性が高まります。
また、フィードやストーリーズの場合、フォローしているアカウントの投稿だけが表示されるので、広告は浮きやすい傾向にあるものの、発見タブは全てが見慣れない投稿になるため、広告であっても他の投稿に馴染みやすいです。
インスタグラム広告の課金方式
インスタグラム広告は、課金方式によって料金発生のタイミングが異なります。
・CPC(クリック課金)
・CPM(インプレッション課金)
・CPV(視聴回数課金)
・CPI(ダウンロード課金)
CPC(クリック課金)
CPC(クリック課金)は、ユーザーが広告を1回クリックするごとに課金される方式です。CPCを利用したときの費用対効果を算出する際は、上記のように消化金額とクリック数で計算します。
CPCはユーザーがクリックした時点で課金されるため、魅力ある動画広告を作るだけでなく、購入や申込に至るまでの導線を考えることも重要です。
CPM(インプレッション課金)
CPM(インプレッション課金)は、広告が画面に1,000回表示されるごとに費用が発生する方式です。
ユーザーが、クリックや購入をしなくても広告が表示されるだけで課金されるため、商品やサービスの認知拡大を目的とするケースが多いです。
CPV(視聴回数課金)
CPV(視聴回数課金)は、動画広告の視聴回数で課金される方式です。動画広告をすぐにスキップせず、10秒以上視聴された場合に課金されるため、商品やサービスに興味を持ったユーザーのみに集中して広告費を投じることができます。
10秒以上の尺を使って訴求したい場合に向いています。
CPI(ダウンロード課金)
CPI(ダウンロード課金)は、広告を経由してアプリがダウンロードされたときに課金される方式です。
ユーザーが、アプリをダウンロードしたという成果が発生した場合に課金されるため、低予算から利用できリスクが低い点がメリットです。
インスタグラム広告の特徴
続いて、インスタグラム広告の特徴を解説します。
・すぐにユーザーを惹きつけられる
・精度の高いターゲティングを低予算で実行できる
・多様なアプローチが可能
・通常の投稿と同じフォーマットが使える
すぐにユーザーを惹きつけられる
インスタグラム広告には、音声や動き、テキストなどさまざまな要素を含めることができます。そのため、自由度が高くユーザーの心をつかむ動画を作りやすい点が特徴です。
たとえ短時間の動画であったとしても、画像やテキストだけの広告に比べユーザーに与えるインパクトは強くなります。このため、リンクのクリックや商品購入などのコンバージョンにつながりやすいといえます。
精度の高いターゲティングを低予算で実行できる
精度の高いターゲティングを低予算で行える点も、インスタグラム広告の特徴です。インスタグラムは、同じMeta社のSNS「Facebook」と連携しています。
ユーザーの属性などを詳細にデータ化しているため、興味関心などからターゲットを絞り込むことで、より効果的な訴求ができるでしょう。
また、インスタグラム広告は1日100円前後から出稿できるので、多額の予算をかけずにプロモーションができる点もメリットです。
多様なアプローチが可能
インスタグラム広告では、多様なアプローチが可能です。ユーザーに対してブランドや商品の世界観をユニークに伝えられます。
例えば、画面を分割して異なる訴求要素を提示したり、静止画を高速で切り替えたりするなどの方法があります。
静止画やテキストだけでは伝えきれない情報を、音楽や動画の切り替えを通して表現することで、ユーザーの注目を集められるのです。
通常の投稿と同じフォーマットが使える
通常の投稿と同じフォーマットが使用できるのも、インスタグラム広告ならではの特徴です。
フィードだけでなく、ストーリーズやプロフィールページに残るショート動画の「リール」でも広告を配信できます。
特に、ストーリーズやリールではフルスクリーンでの表示ができるため、視聴したユーザーに強いインパクトを与えられるでしょう。
また、通常の投稿と同じフォーマットを使うことで、広告らしさを減らせるというメリットもあります。動画広告に対するユーザーの抵抗を減らし、自然な訴求がしやすいのです。
インスタグラムの動画広告を成功させるポイント
インスタグラムの動画広告を成功させるポイントとして、以下の4つがあげられます。
・掲載目的を明確にする
・動画を適正なサイズに調整する
・最初の2秒でインパクトを与える
・音声がなくてもみられるようにする
掲載目的を明確にする
動画広告を作成する際には、まず配信する目的を明確にしましょう。どのような成果を出したいかによって、動画の方向性や広告の種類が異なります。
例えば、「ブランドの認知度を高めたい」のであれば、商品やサービスについてアピールするよりも、そのブランドを使うことによる変化やイメージを描くほうがよいといえます。
目的に応じてCTAも違ってくるため、広告掲載の目的を明確にし、作成する必要があります。
動画を適正なサイズに調整する
インスタグラムは、広告の種類によってサイズが異なります。
フィード広告の場合は、アスペクト比1:1の正方形、ストーリーズ広告は縦長でアスペクト比9:16のサイズに調整が必要です。
一般ユーザーの投稿と似た雰囲気にすることで、広告に対する抵抗感をおさえられます。
最初の2秒でインパクトを与える
インスタグラムの動画広告は、最初の2秒が非常に重要です。
ユーザーは、コンテンツを視聴するかどうかを一瞬で判断します。もし、興味がなければスキップされてしまい、商品やサービスをPRできません。
そのため、ユーザーに最後まで視聴してもらえるよう、冒頭部分に工夫を凝らしましょう。例えば、冒頭の2秒間は動きを出す、あるいは続きをみたくなるような構成にする、などがあります。
音声がなくてもみられるようにする
インスタグラムは、音声をミュートにした状態で投稿をみるユーザーもいます。
そのため、画面の変化が多い構成にしたり、適度に字幕をつけたりするなど、音声がなくても動画内容がわかるような工夫があるとよいです。
インスタグラムの動画広告制作はシードアシストにお任せください
インスタグラムの動画広告は、種類によって異なる特徴があります。掲載する目的にあわせて、広告の種類を選び、最適な動画を作ることが大切です。
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