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出稿前に知っておきたい!テレビCMの専門用語15選

記事作成日:2024/07/22

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出稿前に知っておきたい!テレビCMの専門用語15選

テレビCMの業界では、独自の専門用語が多く、知識がないと理解できない場合があります。

そのため、今後テレビCMの出稿を検討している企業や担当者の方は、事前にさまざまな専門用語への知識を深めておくことで、CMの制作から出稿までの流れがスムーズになるでしょう。

そこでこの記事では「出稿形態」「視聴率」「放送エリア」「時間帯」など、テレビCMに関するさまざまな専門用語を紹介します。テレビCMの出稿に従事している方はぜひ参考にしてください。

動画制作に関するご相談、お見積もり依頼などお気軽にお問い合わせください。

テレビCMの出稿形態に関する用語一覧

テレビCMの出稿形態に関する用語一覧

まずは、テレビCMの出稿形態に関する用語から見ていきましょう。主な出稿方法は以下の4つです。

・タイムCM
・スポットCM
・天気フィラー
・スマートアドセールス(SAS)

タイムCM

タイムCMとは、CMを放送したいテレビ番組と秒数を決めて契約し、その番組の枠内でCMを流す方法です。

テレビ番組を視聴している際「この番組はご覧のスポンサーの提供で〜」といったフレーズが使用されているのはタイムCM枠を契約している広告主です。また、タイムCMには以下のようなメリットがあります。

・番組内容とセットでCM制作・ブランディングができる
・商品購買につながりやすい
・全国にテレビCMを一斉配信できる

なお、タイムCMの契約は1クール(3カ月)や2クール(6カ月)など、テレビ番組によって最低期間が異なります。

スポットCM

スポットCMとは、番組の指定をせずテレビCMを配信する時間帯を設定し、その時間内でCMを出稿する方法です。

セールス単位は15秒からとなっていて、予算にあわせて配信時間の長さや回数などが決められます。

また、スポットCMの主なメリットは以下です。

・エリアや期間、オンエア時間などを細かく自由に設定できる
・数多くの枠に分散でき、低視聴率のリスクを軽減できる
・短期間で幅広い視聴者に配信できる

スポットCMの契約期間は、タイムCMのように縛りがなく、1週間や1カ月など自由に選べます。月単位での契約はコストがかかりますが、スポットCMであれば低予算で集中的に配信できるため、限られた予算内で高い効果を上げたい場合に有用です。

天気フィラー

天気フィラーは、天気予報の背景を利用してCMを配信します。「フィラー」には「つなぎ」という意味があり、映像制作では穴埋めなどの目的で使用される映像を指す用語です。

テレビで天気予報の画像が表示されているとき、その背景に風景やアーティストのライブ映像が流れているのを見たことがある方も多いでしょう。天気フィラーは、このように天気予報の背景を利用して、商品やサービスを伝える映像を流す方法となります。

天気フィラーは配信の尺が長く、商品・サービスの魅力を伝えやすいほか、天気予報と同時配信であるため多くの視聴者に見てもらいやすいというメリットがあります。

スマートアドセールス(SAS)

スマートアドセールス(SAS)とは、15秒CMを1本単位で出稿する方法です。広告主は配信したいCMを、どの番組周辺で何回放送するか、などの設定ができます。

SASには主に以下のようなメリットがあり、キャンペーンのタイミングにあわせたり、初めてテレビCMを流したりするときに便利な方法です。

・1本単位のため低予算で配信できる
・本数や日時などを細かく設定できる

ただし、日時の設定を読み誤ると、意図していたターゲット層とあわない場合があります。利用・契約する場合は、どのような層に向けてCMを流したいのか、狙うターゲット層はどの時間帯にテレビを視聴しているのかなど、丁寧な事前調査を行ってください。

テレビCMの視聴率に関する用語一覧

テレビCMの視聴率に関する用語一覧

テレビCMを配信する際、特に重要な要素となるのが視聴率です。視聴率が高い枠ほど、高い効果が期待できます。視聴率に関する主な用語は以下のとおりです。

・世帯視聴率
・個人視聴率
・GRP
・TRP
・タイムランク
・掛け算

世帯視聴率

世帯視聴率とは、対象のエリア内で何世帯がテレビをつけていたかを示す割合のことです。

例えば、10世帯を対象にして特定の時間にテレビをつけていた世帯が6世帯だった場合(6世帯÷10世帯)×100=60%となります。

世帯視聴率はあくまで「世帯」での視聴率のため、世帯の中で誰が見ていたかまでは測定しません。

以前は世帯視聴率を用いて測定されていましたが、現在ではよりデータの精度が高くなる「個人視聴率」が使用されています。

個人視聴率

個人視聴率とは、特定の時間帯に世帯のうち何人がテレビをつけていたかを表す数値のことです。

例えば、調査対象者10人中7人がテレビをつけていた場合(7人÷10人)×100=70%となります。

さらに、視聴者を年齢や性別、職業などで区分けし、区分ごとの視聴率を算出する方法もあります。

例えば、男性の20〜34歳を「M1」、女性の20〜34歳を「F1」などで細分化することで、どの年代の男女どちらがテレビを視聴しているのか、などを把握できます。

GRP

GRPとは「Gross Rating Point」の頭文字で「延べ視聴率」とも呼ばれています。ある期間に放送したテレビCMごとの視聴率の合計のことで、新しくCMを制作・放送する際の指標として使われるのが一般的です。

GRPはスポットCMの契約時に用いられている単位で、15秒を1単位とし、30秒CMの場合は2本分として計算されます。例えば、30秒CM2本の場合は15秒CM4本分に相当するため、GRP算出時にはテレビCMは4本として算出されます。

例えば、視聴率20%の番組に3本・10%の番組に4本・5%の番組に6本CMを流した場合、GRPは(20%×3本)+(10%×4本)+(5%×6本)=130GRPとなります。

TRP

TRPとは「Target Rating Point」の頭文字で「ターゲット延べ視聴率」と呼ばれています。個人視聴率がベースとなっており、年齢・性別で分類された8つのターゲットそれぞれに名称が割り振られています。

設定したターゲット層がどれくらいテレビCMを視聴しているのかを分析する際の指標として使用されています。

2018年4月より関東のスポット枠買い付けは、GRPベースからTRPベースに変更されました。

タイムランク

ランク 時間帯・ポイント 料金
Aタイム ・18~21時くらい
・「ゴールデンタイム」と呼ばれる時間帯
4つの中で最も高額
特B(SB)タイム ・12~13時、18時、22~23時
・Aタイムに比べると視聴率は低い
Aタイムに比べると安い
Bタイム ・平日の8時、14~17時、0~1時
・視聴者数は少ない傾向にある
比較的安価
Cタイム ・2~11時
・視聴者数が最も少ない
安価

タイムランクとは、テレビCMの料金の規準となる時間区分のことです。テレビCMの枠にはランクがあり、それぞれ支払うべき広告料が設定されています。平日と休日や時期によって期待できる視聴者数が異なり、料金も変動します。

掛け率

掛け率とは、前述のタイムランクごとの料金に対する実施料金の割合・割引です。タイムランクの料金はあくまで定価となるため、企業は割引いた価格でCM枠を購入しているのが一般的です。

例えば、200,000円のAタイムに5本、50,000円のCタイムに15本、それぞれテレビCMを配信した場合、定価の合計は以下となります。

(200,000円×5本)+(50,000円×15本)=1,750,000円

これを1,000,000円で実施したと仮定した場合の掛け率は、1,000,000円(実施金額)÷1,750,000円(定価の合計)×100=57%と計算できます。

掛け率は、低ければ低いほどコストパフォーマンスが良くなります。

テレビCMの放送エリアに関する用語一覧

テレビCMの放送エリアに関する用語一覧

続いて、テレビCMの放送エリアに関する用語を見ていきましょう。主体となるのは「ネットタイム」と「ローカルタイム」ですが、ここでは「独自U局」も紹介します。

・ネットタイム
・ローカルタイム
・独自U局

ネットタイム

ネットタイムとは、番組と秒数を指定してCM枠を購入し、全国のキー局から各系列局を通じて放送されるCMのことです。

キー局とは所在地が東京都である以下5局を指します。

・日本テレビ
・TBS
・フジテレビ
・テレビ朝日
・テレビ東京

これらのキー局から、各系列の放送局を通じて全国にテレビCMが放送されることが一般的です。

例えば、テレビ朝日には、北海道テレビ放送・ABCテレビ・東日本放送・琉球朝日放送など、20以上の系列局があります。テレビ朝日系列の番組内CM枠で配信すると、20以上の系列局で放送されるのです。

キー局によって系列局の数は異なり、多いほど全国各地にテレビCMを配信できます。

ローカルタイム

ローカルタイムとは、各テレビ局が持っているローカル放送のみで配信されるCMのことです。

各系列局は、全ての時間帯で同じ番組を放送しているわけではありません。各キー局に属する系列局では、曜日・時間帯によって独自の番組を放送していることがあり、その番組内CM枠で放送されます。

テレビCMの中には、地元に密着した内容のものもあるでしょう。ローカルタイムであれば放送地域を限定できるため、商品・サービスを利用してほしいユーザーにテレビCMが届く確率が上がるというメリットがあります。

独立U局

独立U局とは、どこのキー局にも属していないテレビ局です。主な独立U局として、以下が挙げられます。

放送地域 放送局
東京都 東京メトロポリタンテレビジョン(MXTV)
千葉県 千葉テレビ(CTC)
京都府 京都放送(KBS)
兵庫県 サンテレビ(SUN)
滋賀県 びわ湖放送(BBC)

日本国内での独立U局は13局あり、上記はその一部です。前述したローカルタイムよりもさらに地域が限定されていることから、地域・年齢などのターゲットをより絞り込んだテレビCMを放送したい場合に適しています。

テレビCMの時間帯に関する用語一覧

テレビCMの時間帯に関する用語一覧

CMを放送する時間帯も効果を上げるために重要なポイントです。

時間帯によって放送されるテレビ番組のジャンルは異なるため、番組の内容なども考慮して選定しなければなりません。ここからは、「ゴールデンタイム」と「プライムタイム」について見ていきましょう。

ゴールデンタイム

ゴールデンタイムとは、テレビ視聴者数が最も多い時間帯を指し、19〜22時に設定されていることが一般的です。

メリット デメリット
・多くの視聴者にテレビCMを届けられる可能性が高い
・訴求内容を多くの人に知ってもらえる
・多くの企業とCM枠の取り合いになる
・広告料が高くなる

「商品やサービスを広めたい」「多くの視聴者の関心を集めたい」という場合には、ゴールデンタイムにテレビCMを流すと高い効果を得やすいです。ただし、広告料が高くなる点や、競合企業とCM枠の取り合いになるおそれがある点には注意してください。

プライムタイム

プライムタイムとは、19〜23時の時間帯のことです。ゴールデンタイムよりも1時間長く設定されており、ターゲットとなる年齢層も高めになるといった違いがあります。

前述したゴールデンタイムはさまざま年齢層がテレビを視聴する時間帯と被っており、青少年の育成に関連した制限が設けられています。

一方、23時までの時間帯であるプライムタイムでは、制限によってCM枠を獲得できないテレビCMも配信可能です。ただし、ゴールデンタイムと同様に放送料金は割高に設定されています。

テレビCMの専門用語は出稿を検討する広告主にとって必須の知識

テレビCMの効果を高めるためには、考慮すべき点が数多くあります。専門用語もその一つであり、知識を深めておくことで、テレビCMをスムーズに制作・放送できるでしょう。

また、テレビCMに関するお悩みは動画制作を専門とする「シードアシスト」にお任せください。

シードアシストでは、350社・2,500タイトル以上の豊富な実績をもとに、購買意欲を高めるテレビCMの制作をサポートいたします。

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