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介護研修の動画を作るには?看取り介護や福祉研修動画の作成ポイントを解説

記事作成日:2023/04/17

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SeedAssist 編集部

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弊社ではCM、PV、企業VP、研修用動画などの映像をトータルプロデュースいたします。お客様のニーズに合わせた最適な映像戦略をご提案いたします。どんな小さなご要望にも丁寧にご対応いたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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介護研修の動画を作るには?看取り介護や福祉研修動画の作成ポイントを解説

介護・福祉の研修動画とは、業務に必要な知識やスキルを従業員に身につけてもらうために活用されるものです。近年では、多くの事業所で介護や福祉、看取りに関する研修動画が作成され、従業員の研修に取り入れられています。

しかし、「どのように研修動画を制作すればいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、研修動画を作成するメリット、具体的な作り方の流れについて詳しく解説します。

動画制作に関するご相談、お見積もり依頼などお気軽にお問い合わせください。

介護・福祉の研修動画を制作するメリット

介護・福祉の研修動画を制作するメリット

多くの事業所で取り入れられている研修動画には、主に以下のようなメリットがあります。

  • ・情報量が多いため学習効果が高い
  • ・研修の質を一定に保つことができる
  • ・コスト削減につながる

情報量が多いため学習効果が高い

動画には、優れた情報伝達力があります。また、動画による学習は、文字を読む場合と比べて記憶の定着率が高い点も特徴です。そのため、研修動画は学習効果が高いツールといえるでしょう。

アメリカの調査会社Forrester Reserchの、James McQuivey博士が2014年に発表した内容によると、文字と比較した場合に画像は7倍、動画は5,000倍もの情報を伝えることが可能とされています。

加えて、米国国立訓練研究所が発表した研究結果によると、読書による記憶定着率が10%であるのに対し、視聴覚(ビデオ・音声などによる学習)の記憶定着率は20%といわれています。

つまり、動画は学んだ内容を記憶に定着させることにも長けたツールなのです。

研修の質を一定に保つことができる

研修動画を繰り返し使用すれば、研修の質を一定に保つことができます。

通常、研修の質は指導担当者のレベルや場所などによって変わってきます。そのため、研修の質が悪ければ、受講者の理解度にも悪影響を及ぼしかねません。

また、「この内容について説明は受けた」「受けていない」のように異なる意見がでる可能性もあります。

その点、動画を使用した研修であれば、研修の質に差がでにくいです。特に、同じ内容の研修を繰り返す場合は、都度研修を行うよりも動画を活用したほうが効率的といえます。

コスト削減につながる

研修を行う際には、指導担当者の人件費(講師を招く場合は講演料)がかかります。また、複数の介護・福祉の事業所から従業員を集めて研修を行う場合には、会場費や参加者の交通費などが必要です。

しかし、動画による研修であれば、指導担当者の人件費が発生するのは動画の撮影時のみです。

そして、受講者は動画を視聴する機材があればどこでも研修を受けられるため、会場費や交通費などが不要になります。

研修動画には作成費用がかかりますが、定期的に発生する研修のコストを抑えられるため、長期的に見ればコスト削減につながります。

介護・福祉における研修動画の形式

介護・福祉における研修動画の形式

介護・福祉に関する研修動画には、主に「ドキュメンタリー形式」と「セミナー形式」の2タイプがあります。

ドキュメンタリー形式

ドキュメンタリー形式は、ストーリー仕立てで研修内容を解説するものです。ドキュメンタリー形式は、受講者が研修に飽きにくいというメリットがあります。

【ドキュメンタリー形式の動画例】

  • ・業務にひそむリスクと注意点
  • ・インシデントの事例
  • ・アクシデントの事例 など

また、ドキュメンタリー形式の研修動画にはストーリー性があるため、見る人を惹き込む効果が期待できます。

受講者は研修内容を自分ごととして捉えやすく、当事者意識をもつことができるでしょう。内容が印象に残りやすい点も特徴です。

なお、従業員が実際に働いている様子やインタビューを撮影した動画、事業所の理念などを所長が語る動画もドキュメンタリー形式に含まれます。

文字や画像では伝えにくい事業所の雰囲気や、従業員の事業所での働き方などの感覚的情報を伝えることに適しています。

セミナー形式

セミナー形式は、指導担当者(または講師)が受講者に対して研修内容を解説するもので、講義式とも呼ばれています。指導担当者がホワイトボードなどを活用したり、別の資料を活用したりしながら解説します。ドキュメンタリー形式と比べて動画を制作しやすく、取り入れやすい形式です。

【セミナー形式の動画の例】

  • ・新人研修
  • ・マナー研修
  • ・コンプライアンス研修
  • ・身体障がいに関する知識
  • ・介助の基礎知識(食事介助・立位介助・入浴介助など)
  • ・看取り介護に関する知識やケア方法
  • ・各機器や各用具の取り扱い方法
  • ・緊急時対応
  • ・感染症対策 など

 

セミナー形式の場合は、テーマごとに動画を制作しておくと研修で使用しやすいでしょう。

介護・福祉研修の動画を制作する流れ

介護・福祉研修の動画を制作する流れ
研修動画制作の基本的な流れは以下のとおりです。

  • ・動画の構成を作成する
  • ・作成上の仕様を決める
  • ・全体のスケジュールを組む
  • ・動画を撮影する
  • ・撮影した動画を編集する

 

それぞれの工程について解説します。

動画の構成を作成する

まずは、動画の構成(動画の全体の流れ)作りが必要です。研修動画で受講者に何を伝えるのか、研修動画の目的を明確にし、内容と要点を整理したうえで、それらを効果的に伝える構成を考えましょう。目的が曖昧なまま動画を作成すると、何を伝えたいかが不明確となり、受講生に期待した学習効果が得られないおそれがあります。

また、構成作成時には、動画の形式(ドキュメンタリー形式・セミナー形式)も決めておきましょう。

「伝えたい内容が伝わりやすい形式はどちらか」という基準で考えることをおすすめします。

作成上の仕様を決める

次に、仕様を決定します。具体的には、以下のようなことを決めていきましょう。

  • ・どの機材を使用して撮影するか
  • ・動画の長さはどれくらいにするか
  • ・受講者の動画の視聴方法はどのようなものを想定するか など

撮影機材は、スマートフォンも活用できます。

より品質の高い動画を制作したいのであれば、動画撮影に適したカメラや照明などの機材を用意しましょう。

全体のスケジュールを組む

研修動画の構成と仕様が決まったら、撮影のスケジュールを組みます。関係者にアポイントを取り、撮影場所を予約しましょう。撮影場所によっては撮影許可の取得が必要です。

また、撮影に必要なものは、研修動画の撮影日までに揃えておきます。

研修動画がドキュメンタリー形式であれば、カメラや照明などの撮影用機材のほか、シナリオや台本、撮影に使用する道具などが必要です。

セミナー形式の場合は、パワーポイントの資料やホワイトボード、レーザーポインターなどの道具を用意します。

動画を撮影する

構成に沿って、研修動画を撮影します。研修動画にナレーションを入れる場合は、ナレーションの録音も行います。

撮影・録音の工程では、内容を確認するだけではなく、必要に応じて撮影や録音をやりなおす必要もあるでしょう。

予想以上に時間がかかるケースもあるため、余裕をもったタイムテーブルを組んで撮影・録音に臨んでください。

また、編集の段階になって「別のシーンが欲しい」ということのないように、研修動画への使用が想定されるシーンはできる限り撮影しておきましょう。

撮影した動画を編集する

最後に、撮影した動画を、動画編集ソフトを使用して編集します。不要なシーンを取り除く、動画に録音した音声をのせる、動画や録音を繋ぎ合わせる、テロップを入れるといった作業を行います。

必要に応じてBGMも使用するとよいでしょう。

ただし、BGMを使用する際には著作権に留意が必要です。研修に既存の音源(JASRACの管理作品)を使用する際には、JASRACに著作権の手続きが必要となる場合があります。

介護・福祉の研修動画を作る際のポイント

介護・福祉の研修動画を作る際のポイント
続いて、介護・福祉の研修動画制作時に押さえておきたいポイントを解説します。

研修動画の使い方を事前に決めておく

介護・福祉の研修動画を作る際は、事業所が受講者に学ばせたい知識・スキルを明確にし、それらをインプットしやすいように制作しましょう。

研修は、業務に必要な知識・スキルを習得するためのものです。

知識・スキルが身についていないまま業務に従事させれば、アクシデント・インシデント・クレームなどの原因となります。

加えて、見まね学習だけでは知識・スキルの習得は難しく、人材育成に時間がかかります。

そのため、研修動画でインプットしたことをアウトプットできる場を設けるなど、知識・スキルの定着を図るための方法を事前に決めておきましょう。

研修動画の発信方法を決めておく

研修動画をスクリーンなどに投影するか、動画サイトにアップロードしたものを閲覧してもらうか、LMS(学習管理システム)で配信するかによって、適切な動画の長さや動画サイズ、テロップの大きさなどは異なります。それ以外にも、受講者が本人のデバイスを使って研修動画を閲覧する場合には、閲覧環境への配慮も必要です。

発信方法を決めたうえで、それに適した仕様の研修動画を制作しましょう。

受講生を飽きさせないように構成や編集を工夫する

人が継続して集中できる時間は、15分程度だといわれています。そのため、介護・福祉の研修動画を作る際には、受講者が研修動画に集中できるような構成や編集が重要です。

研修動画が長くなるようであれば、集中力が途切れる15分ごとに休憩を挟むことをおすすめします。

また、情報量のコントラストがなく情報の質や量が一定の場合でも、人は飽きやすくなります。

静止画・図・テキストを織り交ぜて変化をつけたり、動画の最中でクイズを出して答えを考えさせたり、アニメーションを取り入れたりするなどの工夫をしましょう。

後からでも編集しやすいようにしておく

研修動画は、長期的に見て編集しやすいような形で制作しておきましょう。研修動画の完成後に、改良や追加などで再編集が必要になるケースがあります。

複雑な編集が施された動画は、再編集が難しくなるため注意が必要です。

また、編集業務を特定の担当者のみに頼っていると、従業員が異動・退職したときに編集が困難になるおそれがあるため、複数人で業務内容を共有するなどの対応も考えておきましょう

介護・福祉の研修動画制作は外注がおすすめ

介護・福祉の研修動画は、知識やスキルの習得に有用なツールです。しかし、研修動画を制作するリソースがない場合には、外注を検討してみてください。実際に、多くの事業所が、外注により制作した研修動画を活用しています。

内製で研修動画を制作すると、無意識のうちに視点が偏りがちですが、外注であれば第三者の視点が加わるため、動画の内容がよりわかりやすくなります。

動画の制作会社である「シードアシスト」では、「動画の企画」から「撮影」「編集」「出演者などの手配」「ナレーション収録」に至るまで、包括的なサービスを提供しています。

自社内一貫体制のもと、各工程の専門スタッフがシームレスかつ迅速に対応するため、受講者に響く動画制作が可能です。

研修動画の制作をお考えの方は、この機会に一度、シードアシストへぜひお問い合わせください。


シードアシストでは、動画制作をお考えのお客様のご相談を受け付けております。
具体的な制作内容を伺い、お客さまのご予算に見合ったご提案をさせていただきます。
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