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テレビCMをイラストで作る方法とは?メリット・デメリットも解説|大阪の動画制作・映像制作会社なら株式会社シードアシスト

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テレビCMをイラストで作る方法とは?メリット・デメリットも解説

記事作成日:2024/04/22

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SeedAssist 編集部

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テレビCMをイラストで作る方法とは?メリット・デメリットも解説

近年、イラストやアニメーションを使ったテレビCMを見かけることが多くなりました。

漫画やアニメーションは日本人にとってなじみ深く、さらには実写に比べてコストを抑えながらも、インパクトを残せるというメリットがあります。特に、イラストを使ったCMは、広告費用に頭を悩ませる企業にとって有効な宣伝ツールとなり得ます。

そこでこの記事では、イラストを使ったテレビCMのメリット、デメリットから、どのような場合にイラストのCMを用いると効果があるのかについて解説します。

動画制作に関するご相談、お見積もり依頼などお気軽にお問い合わせください。

テレビCMをイラストで制作する方法

テレビCMをイラストで制作する方法

イラストを使ったCMは、基本的には実写のCMとほぼ同じ流れで作られます。

CMを作る際は、はじめにどのような内容にするか企画を立て、絵コンテを作成します。それから、放送に使う素材を撮影し、絵コンテにあわせて映像を仮編集した後、さまざまなチェックを経て本編集を行い完成します。

イラストの場合は、素材を撮影する工程がイラストを制作する作業に置き換わるため、イラストレーターへ発注する流れとなります。その後、できあがったイラストにBGMやナレーション、SE(サウンドエフェクト)などを加えれば完成です。

1本のCMに必要なイラスト素材の枚数は、15秒でおおよそ6〜8カットです。イラストの依頼費用は、枚数や描き込み具合、タッチなどによって変動します。また、イラストレーターの知名度などによっても金額が異なりますので、予算と相談しながらCMの内容とマッチする画風のイラストレーターを探してみてください。

アニメーションとの違い

イラストとアニメーションは、どちらも絵を使用しているため混同しがちですが、費用や作業量などにおいて全くの別物です。

イラストは静止画、アニメーションは動画ということで、必要となる絵の枚数が違います。動きのあるコンテンツを作ろうとすると、1秒あたりおおよそ8枚の絵が必要になり、イラストが1本のCMに必要とされる枚数に相当します。

また、15秒にわたる映像を制作するとなれば、数カットで済むイラストに対し、アニメーションは膨大な量の素材を用意しなければなりません。そのため、費用の面においてもイラストよりアニメーションのほうが高額になる傾向にあります。

近年はCGで制作されるケースも少なくないため、アニメーション作成のコストは抑えやすいものの、コンマ数秒ごとに調整が必要な点では手間がかかるといえるでしょう。

テレビCMをイラストで制作するメリット

テレビCMをイラストで制作するメリット

イラストを使ったCMにはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、4つの主なメリットについて解説します。

・製品の雰囲気を伝えやすい
・アニメーションでの制作に比べ費用を抑えられる
・一度作成した後は流用可能
・CMが目立ちやすくなる

製品の雰囲気を伝えやすい

CMのように短い時間内で商品やサービスなどのプロモーションをする場合、あれもこれもと雑多に説明するよりも、イラストで簡潔に表現したほうが視聴者に伝わりやすいことがあります。

アニメーション調のイラストは若年層にも好まれるため、若い世代向けの商品のPRにはぴったりです。柔和な雰囲気のあるイラストや劇画調のイラストなど、作画のタッチを工夫することで、より商品が持つイメージに沿ったシーンを演出できます。

特に、デザインが関係するような商品やクリエイティビティを前面に押し出したい場合は、イラストのほうが表現しやすく、CMとの相性は良い傾向にあります。

アニメーションでの制作に比べ費用を抑えられる

イラストを使ったテレビCMは、アニメーションを使ったCMと比較して費用が抑えられる点も大きなメリットです。

料金は依頼する制作会社によるものの、15秒間のCMをアニメーションで作るとなると、数百万円〜数千万円の費用が発生するのがおおよその相場です。対してイラストを使った場合、BGMやナレーションなどの音声を付けても100万円前後で制作できるケースがあります。

さらに、宣伝用の写真などの素材を既に持っているのであれば、そこへ音響を付けるだけで済みますので、より低予算でCMを作ることができます。

一度作成した後は流用可能

イラストを使ったCMの便利な点は、一度作成すれば他のメディアでの使用や新CMの素材として流用しやすいところです。

反対に、タレントや著名人を起用した場合は、CMの放送期間や配信できるメディアに制限が設けられるケースが多いため、契約が終了するとそのCMは使うことができなくなることが少なくありません。タレント自身の不祥事やイメージ戦略の変更などの可能性もあるため、将来的に活用できない場合もあり得ます。

その点、イラストのCMであれば出演者の影響を受けにくいです。ただし、イラスト作成者に著作権が発生するため、必要に応じて依頼時に著作権を譲渡してもらうなどの条件を提示するなど、トラブルにならないための配慮が必要です。

CMが目立ちやすくなる

アニメーションやイラストを使ったCMが増えてきているとはいえ、テレビCM全体の本数でみれば、やはり実写が大多数を占めています。

その中で、アニメーションやイラストのCMを実写の間に挟み込むと、他とはテイストが異なることで視聴者の関心を引きやすくなります。

テレビCMをイラストで制作するデメリット

テレビCMをイラストで制作するデメリット

CMをイラストで作るにあたっては、デメリットも存在します。

まず、人物の表情や移動する景色のような実在するものを撮影した映像と異なり、イラストはその性質上リアリティが出しにくくなりがちです。描き込み具合によっては、物足りなさやごちゃごちゃした印象を与えてしまう可能性があります。

また、制作を依頼する会社やイラストレーターによっては、実写の制作以上に時間がかかることもあります。担当者とのイメージの擦り合わせはもちろん、イラストの種類、枚数などによっても作業に要する時間は変わってくるでしょう。

イラストのCMに限った話ではありませんが、魅力的なコンテンツに仕上げるためには、企画の段階からの細かい作り込みと、十分な制作期間を設定しておくことが大切です。

そのため、実写やアニメーションよりもイラストのCMのほうが効果的であるかを企画時点でしっかりと確認してから制作に臨みましょう。

テレビCMをイラストで制作するときの費用について

テレビCMをイラストで制作するときの費用について

ここからは、テレビCMをイラストで制作するときの費用について解説します。

CMの尺

テレビCMは、1本につき15秒か30秒の尺で放送されるのが一般的です。そのため、15〜30秒の尺で制作されるケースが多いものの、中には1分以上の長い尺で作成し、テレビ用に編集、調整するケースもあります。

実写のように映像を撮影するものなら、長めに撮影しておいた素材を尺にあわせて編集できるため、それほど手間はかかりません。しかし、イラストの場合は、尺が伸びるほど新たな素材を用意しなければならなくなるので、その分コストも高くなります。

尺のパターンをいくつか用意しながらコストを抑えて制作したいときは、素材の量は変えずにナレーションを多めに追加する、といった工夫も検討しましょう。

イラストの枚数

イラストレーターは、基本的にイラスト一枚あたりの料金設定で仕事を請け負います。そのため、発注するイラストの枚数が多ければ多いほど、全体でかかる料金は上がっていきます。CMの制作コストを安く抑えたい場合は、なるべくカット数を減らすなどの工夫が必要です。

また、イラストレーターの活動形態が、プロかアマチュアか、フリーランスなのか制作会社に所属しているのかなどによっても、ベースとなる金額は変わります。

まずは、構成上ほしいイラストの最低枚数を確認しながら、予算にあうイラストレーターを探すことが大切です。

イラストのタッチや描き込み具合

イラスト一枚に対して、どれだけ手がかかっているかという点でも、料金は変わります。キャラクター単体のシンプルなイラストと、複数体のキャラクターに背景まで描き込まれているイラストとでは、同じ一枚でも費用は大きく変わってくるのです。

タッチに関しても、ほのぼのとした絵本調やメリハリの利いたアニメーション調、写実的な劇画調などのさまざまな表現方法があります。イラストレーターの得意とするジャンルにもよりますが、手の込んだイラストほど一枚あたりの料金は高くなりやすいです。

なお、イラストのタッチや描き込み具合は、CMへの印象にも影響します。納品されたイラストがイメージと違ったために、作り直したことで追加料金が発生してしまうこともあるため、絵コンテの段階で綿密に打ち合わせておくようにしましょう。

イラストでの制作が向いているテレビCM

イラストでの制作が向いているテレビCM

イラストを使ったテレビCMは独自性がありメリットも多い一方で、場合によっては実写のほうが効果的なケースもあります。

イラストでのテレビCM制作が向いている例としては、認知度の低い商品・サービスの紹介があげられます。この場合、使い方などの紹介の組み込みが必要となり、言葉で説明しようとすると冗長になりがちですが、イラストであれば比較的簡単にイメージを持たせることが可能です。

また、インパクトのあるテレビCMを制作したい場合にもイラストの活用は有効です。他のCMにはない印象を残せますし、書き込みを調整することで実写では表現できないデザインやカラーリングを採用できます。

加えて、イラストはタッチの手法によってやわらかい雰囲気や安心感を演出しやすいです。商品・サービスにそういったイメージを付加したい場合も、イラストが向いているといえるでしょう。

実写での説明が難しいときはイラストCMを検討してみましょう

イラストのCMにはメリット・デメリットがそれぞれありますが、オリジナリティを発揮しやすい点や実写・アニメーションでの制作に比べて費用を抑えやすい点は、イラストならではの魅力といえるでしょう。

もし、「CM制作をどのように進めれば良いのかが分からない」という場合は、動画制作・映像制作を専門とする「シードアシスト」までお気軽にご相談ください。

シードアシストでは、社内一貫の制作体制のもと、25年以上にわたって2,500タイトル以上の制作に携わってきた実績とノウハウがあります。CM制作に関する相談を無料で受け付けていますので、この機会にぜひお問い合わせください。

 


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