会社紹介動画とは?作り方とメリット、制作のコツもあわせて紹介
会社の紹介動画の制作を検討している方の中には、「種類や作り方を知りたい」「活用方法が分からない」という方も多いのではないでしょうか。紹介動画は、ターゲットと目的を明確にすることで活用の幅が広がるとともに、企業側だけでなく視聴者側にもメリットがあります。
そこでこの記事では、会社紹介動画の種類と作り方、さらに制作のコツを紹介します。プロモーションや広報に会社紹介動画の活用をお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。
目 次
会社紹介動画の主な役割
会社紹介動画の主な役割は、自社の魅力や企業理念、事業内容を伝えることです。
また、自社に関連するステークホルダー(顧客・取引先・投資家・従業員・求職者など)に向けた発信により、認知や理解を深めることによって自社に対する信頼を高められる効果があります。
さらに、企業イメージを具現化した会社紹介動画は、汎用性が高くさまざまな場面や役割に応じて活用できます。
特に、口頭やパンフレットでは伝わりにくい企業理念や、会社の雰囲気などを伝える手法として活用することで、より高い効果を発揮するでしょう。
会社紹介動画を活用するメリット
動画は、文章では表現の難しい抽象的な概念や想いを伝えるのに最適なコンテンツです。
近年では、情報収集やエンターテインメントとして動画を視聴する機会が増えてきたこともあり、今後は主流コンテンツになる可能性もあります。
動画視聴が広まった背景には、短時間でも多くの情報が得られるメリットの他に、リアリティを感じられることがあります。
ここでは、会社紹介動画を活用することで得られる4つのメリットについてみていきましょう。
短い時間で多くの情報を伝えられる
動画は、テキストや画像と比較すると、約5,000倍もの情報量を持つといわれています。そのため、テキストや画像では伝えきれない膨大な情報でも、動画であれば短時間で伝えることが可能です。
特に、動画は、視覚だけでなく聴覚を通じても情報を伝えられるため、視聴者はより多くの情報を効率よくインプットできます。
このように、動画はさまざまな情報を早く正確に伝えることに優れていることから、抽象的な表現であっても直感的に理解してもらいやすいです。
また、紙媒体よりも見た人の印象に残りやすいというメリットもあります。
会社のバーチャル見学が可能
社内の雰囲気など、言語化しにくい情報を伝えるなら、見学用パンフレットなどの紙媒体よりも、動画の活用がおすすめです。動画であれば、まるで実際に見学しているかのようにイメージを伝えられます。
例えば、一般人が立ち入ることのできない工場の内部や作業風景などを紹介することで、取引先からの信頼度をあげる効果も期待できます。
また、遠方のために自社への訪問が難しい方でも、動画で社内の様子を知ってもらえます。
さらに、いつでも見られる状態にしておけば、見学を受け入れるための準備に追われることなく、広報担当者の負担軽減にもつながるでしょう。
コストの削減も可能
紙媒体で会社案内を作成すると、制作費に加え印刷費や製本費もかかります。
また、配布後に在庫がなくなると、当然ですが追加の印刷費用も発生します。印刷物の保管場所も必要となり、そのための維持管理費がかかる場合もあるでしょう。
一方で、動画での会社紹介であれば、基本的には制作費のみで済むため、トータルでみると紙媒体よりもコストを削減できますし、配送や配布といった手間もかかりません。
長期的視点でみた場合の費用対効果は、動画のほうが高いといえるでしょう。
また、動画は一度制作すれば何度でも活用できます。内容を適宜アップデートしていけば、長期間にわたって活用できる点もメリットといえます。
商品やサービスの訴求にもなる
動画により、自社の商品やサービスを魅力的にアピールできれば、問い合わせや申し込みなどの具体的なアクションにつながる効果も期待できます。
また、動画はSNSとの相性も良く、YouTubeなどをはじめ動画視聴に慣れた現代のユーザーに抵抗なく受け入れてもらいやすいです。
幅広い視聴者の関心を引きつけられるようなブランディングができれば、より多くのファンを獲得するチャンスにもなります。
会社紹介動画の種類
会社紹介動画の種類は、大きく分けると以下の3つに分類されます。
- ・事業内容紹介形式
- ・会社コンセプト紹介形式
- ・インタビュー形式
会社紹介動画を活用する目的やターゲットによって最適な形式が異なるため、用途に応じて使い分けることが大切です。ここでは、会社紹介動画の種類と特徴を解説します。
事業内容紹介形式
事業内容紹介形式は、その名のとおり事業内容を中心とした動画です。
自社が展開している事業内容の紹介だけでなく、業界の説明や自社が歩んできた歴史、その事業を行うことに至った経緯など、より掘り下げた内容を紹介するケースもあります。
そのため、会社の全体像を理解してもらうのに適した形式といえます。
他にも、自社の代表的なサービスの紹介や商品紹介にも適した形式であるため、商品の認知向上などにも活用されています。
会社コンセプト紹介形式
会社コンセプト紹介形式は、会社が重視している経営理念やコンセプトを中心に紹介する動画です。
企業が大切にしている想いなどを伝えるための、イメージ動画として使われる傾向にあります。
ただし、コンセプトがあいまいだと何を伝えたい動画なのか分かりづらくなってしまうため、事前に伝えたいコンセプトをしっかり定義しておきましょう。
インタビュー形式
インタビュー形式は、社員の生の声を中心とした会社紹介動画です。
現場の社員が自ら語ることで、社員の様子や働く環境のイメージなど、会社のリアルな雰囲気を伝えられます。
特に、採用活動で求職者にPRする際などに適した形式といえるでしょう。
近年では、採用動画コンテンツを制作し、発信する企業も増えており、若手社員へのインタビュー形式による会社紹介動画への需要も高まっています。
会社紹介動画の作り方
会社紹介動画を制作する際には、基本的な制作の流れを把握するとともに、それぞれのフェイズにおけるポイントをおさえておくことが大切です。
1.目的・ターゲットを決める
まずは、目的とターゲットを決めることから始めます。目的やターゲットによって構成や内容が大きく変わるため、動画制作では特に重要なポイントです。
目的やターゲットは、後の工程になるほど簡単に変更できないため、あいまいなまま始めず、明確に設定しておきましょう。
「会社の雰囲気を求職者に伝えたい」「会社の新規事業を投資家に知って欲しい」など「何のために」「誰に」伝えたいのかを具体的に決めてください。
2.おおよその構成を決めておく
動画の構成は、ターゲットと目的、そして訴求内容をもとに考えます。
構成を考える際は、イラストや画像を使ったストーリーボードを活用しましょう。ストーリーボードを活用すれば、動画のストーリーを視覚化できるためイメージが湧きやすくなります。
おおよその構成と動画の流れについてイメージが固まったら、各シーンごとの映像に挿入するテロップやナレーションの説明文を細かく書き出します。
単調になると飽きられてしまうため、演出にメリハリを持たせるなどの工夫も必要です。
3.撮影の準備
できあがった構成をもとに、機材や撮影場所の手配、撮影当日のスケジュール調整など、撮影の準備を行いましょう。
特に、出演する関係者やスタッフとの打ち合わせは、撮影当日のスケジュールに支障をきたさないようにするためにも大切です。
動画の目的やコンセプトなどについてもしっかり共有しておきましょう。当日にスムーズに撮影をすすめるためにも、撮影の事前準備は抜かりなく行っておくことが大切です。
4.撮影をする
機材のチェックや出演者の動き、カメラワークの確認を行ったら、いよいよ撮影です。
実写での動画は後から修正がきかないため、事前確認が大変重要となります。
撮影時に映ってはいけないものに配慮できているか、出演者のスケジュール調整に問題がないかなど、当日トラブルにならないように対策をしておきましょう。
5.編集をする
撮影された動画は、適切に編集することでより洗練され、見やすくなります。
不要な部分はカットしたり、テロップやBGMを挿入したり、彩度や明度を調整したりすることで、より質の高い動画に仕上げましょう。
また、動画が完成した後に再編集が必要になるケースもあるため、担当者が転勤や離職などしても作業できるように、できるだけ編集作業を複数名で共有しておくことをおすすめします。
会社紹介動画を制作するときに意識したい3つのポイント
より効果的な会社紹介動画を制作するためには、意識すべきポイントがいくつかあります。
ここでは、効果的な会社紹介動画制作のために意識したい3つのポイントを解説します。
動画を活用する場面を明確にする
会社紹介動画は、活用するシーンによって内容が変わる可能性もあるため、どのようなシーンで活用するのかを明確にしておくことが大切です。
例えば、求職者向けに制作したいのか、それとも展示会やセミナーなどのイベントで営業ツールとして活用したいのかによって、内容は大きく変わるでしょう。
制作前にどのようなシーンで活用するかを決めておき、シーンに適した内容で構成を考えましょう。
訴求したい内容をある程度絞る
動画で訴求したい内容を、ある程度絞っておくことも大切です。
商品の魅力を紹介したいのか、会社の強みをアピールしたいのかなど、動画で特に訴求したいポイントをあらかじめ決めておきます。
ただし、欲張りすぎて内容を詰め込んでしまうと動画全体がぼやけてしまい、結局何をいいたいのか分からない動画になってしまいます。
そのため、最も伝えたい内容を絞り込み、視聴者の印象に残りやすい動画制作を心がけましょう。
企業やブランドのイメージアップを考える
動画を通して、企業のブランドイメージのアップをはかることも大切です。
そのためには、自社やブランドをただ紹介するだけではなく、視聴者に興味・関心を持ってもらえる内容や構成を考えましょう。
ユニークで親しみやすい構成にする、ストーリー性を意識して共感度をあげるなど、アプローチ方法を目的によって変えると効果的です。
ただし、動画の内容と自社のイメージが剥離しないように、ブランドイメージに沿った動画を作るようにしましょう。
会社紹介動画の制作はシードアシストにお任せください
会社紹介動画の制作をしたいと考えていても、「自社に動画制作のノウハウがない」といった悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
成果につながる効果的な動画の制作や運用には、蓄積されたノウハウと高度な映像戦略が不可欠です。
シードアシストの動画制作サービスでは、お客様のニーズに合わせて、各工程におけるスペシャリストが、企画立案から撮影、編集に至るまでトータルプロデュースしています。
会社紹介動画の制作が初めての方はもちろん、これまで会社紹介動画で思うような成果を出せなかった方も、会社紹介動画を通じたマーケティング・ブランディング戦略を成功に導けるよう徹底したサポートが可能です。
会社紹介動画制作を考えている方は、この機会に一度、お気軽にシードアシストまでご相談ください。
シードアシストでは、動画制作をお考えのお客様のご相談を受け付けております。
具体的な制作内容を伺い、お客さまのご予算に見合ったご提案をさせていただきます。
一度お問い合わせください。