研修動画の作成ソフト9選!選び方、動画研修ツールも紹介
インターネット技術が進化し、オンラインサービスの利便性・機能性がますます向上している現代において、動画配信ツールを活用した研修を行う企業が増えています。そこでこの記事では、研修動画の導入を検討している方に向けて、動画の作成や配信に役立つおすすめソフトを紹介します。
加えて、研修動画作成ソフトや動画研修配信ソフトの選び方についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
目 次
研修動画作成ソフトとは
研修動画作成ソフトとは、研修で使う動画を作成するための機能を搭載したソフトのことです。動画形式のマニュアルを作成できるソフトとして、昨今注目されています。
動画によるマニュアルには主に、以下のようなものがあり、テンプレートが用意されていたり、スマートフォンから編集ができたりするなど動画を制作しやすくなっています。
・研修マニュアル
・業務マニュアル
・営業マニュアル
・製品マニュアル
また、研修動画作成ソフトには、クラウド型とインストール型があります。クラウド型は、インターネットを介した社内共有や、Webに公開できるなどの機能が特徴的です。
一方、インストール型は、Webに公開できる機能はなく、共有には動画配信サービスなどの利用が必要となるものの、高度な編集機能をもつタイプがあります。
動画研修配信ソフトとは
動画研修配信ソフトとは、インターネットを利用し、限られたユーザーに向けて動画を配信できるソフトのことです。
「YouTube」をはじめとする動画配信サービスでは、不特定多数のユーザーが視聴できる点から、企業が扱う内容によっては、動画の共有に向かないケースがあります。
しかし、法人向けの動画配信サービスを利用すれば、アクセスするユーザーを制限できるため、社内での情報共有ツールとしてはもちろん、外部向け教育コンテンツを販売する際などにも役立ちます。
インターネットにつながる端末さえあれば、時間や場所を選ばずに利用でき、情報漏洩に配慮されているのでセキュリティ面でも安心です。
研修動画作成ソフトおすすめ5選
まずは、研修動画の作成にあたって、あると便利なおすすめのソフトを紹介します。
・Teachme Biz(ティーチミービズ)
・tebiki(テビキ)
・TANREN(タンレン)
・AirCourse(エアコース)
・Videotouch(ビデオタッチ)
Teachme Biz(ティーチミービズ)
・テンプレートに沿ってマニュアルが作れる
・動画や画像の編集が簡単
・閲覧履歴を分析して、業務効率の向上が図れる
Teachme Biz(ティーチミービズ)には、社内マニュアルなどを作成するためのテンプレートが用意されており、ステップごとに文字と画像を入れていくだけで簡単に動画を作成できます。
PCだけでなくスマートフォンからも利用可能で、直感的に操作できる点も特徴の一つです。
検索機能やQRコードでいつでもマニュアルを確認できるほか、保存された閲覧履歴からログを分析し、どのようなマニュアルが求められているのかを把握できるため、業務効率の改善にもつなげられるでしょう。
tebiki(テビキ)
・スマートフォンで撮影するだけで簡単に動画マニュアルを作れる
・100カ国以上の言語へ自動翻訳できる
・アクセス履歴と習熟度が一目瞭然
tebiki(テビキ)は、スマートフォンで撮影した動画で、手軽にマニュアルを作成・共有できます。音声認識で字幕を自動生成でき、直感的な操作で編集できる点も魅力の一つです。
100カ国語以上の翻訳にも対応しており、アクセス履歴や業務の習熟度をレポート化できるため、スタッフの育成状況も把握できます。
また、どのコンテンツがよく閲覧されているのかを分析することで、より効果的な動画の作成にも役立てられるでしょう。
TANREN(タンレン)
・動画・音声・PDFなどによる学習と反復練習が可能
・営業の成功パターンを可視化し、教育体制の構築をサポートできる
・動画の作成方法など、さまざまなコンテンツを提供している
TANREN(タンレン)は、言語化が難しい商談・接客におけるノウハウの可視化や、評価指標の体系化をサポートする学習プラットフォームです。
プレゼンや社員教育などの動画を作るにあたって、押さえておきたいポイントや実際の活用方法をまとめたコンテンツも提供されているため、研修動画を作りやすいでしょう。
また、スマートフォンで撮影した高画質の動画を専用のツールで圧縮でき、組織全体で簡単に共有できます。
商談・接客の様子を撮影、共有し、スタッフ同士で評価し合うことで、蓄積されたデータベースから個々に合わせた課題設定や企業独自の育成方針の確立も可能です。
AirCourse(エアコース)
・750種類以上の動画研修コンテンツが受け放題
・テストやアンケートなどの素材を組み合わせて、オリジナルのeラーニングコースを作成できる
・システムに不慣れでもマニュアルなしで直感的に操作しやすい
AirCourse(エアコース)は、豊富な動画研修が受け放題のeラーニングシステムです。動画のカテゴリーは、ITスキルやコンプライアンス、営業など細かく階層別に区分けされており、所属する部署ごとに独自のカリキュラムを作成するのにも役立ちます。
オリジナルで作成した動画は、ドラッグ&ドロップするだけで簡単にアップロードでき、複数ファイルをアップロードすればプレイリストが作成されるのも便利です。
使いやすいインターフェースを意識して設計されているので、システムに慣れていない受講者でも直感的に操作できます。
Videotouch(ビデオタッチ)
・直感的な操作で動画を簡単に編集できる
・自動で字幕がつき、目次やテキストなどの補足情報も簡単に付与できる
・視聴状況や閲覧履歴が一目瞭然
Videotouch(ビデオタッチ)は、マニュアルを簡単に作成できるプラットフォームです。スマートフォンで撮影した動画をアップロードでき、専用の機材がなくても直感的な操作で編集できます。
AIが自動で字幕を書き起こしてくれるほか、テキストやリンクといった情報の付け足しも簡単です。また、目的の動画を探しやすいよう、フォルダー分け機能やサムネイル機能があるのも便利といえます。
動画の視聴回数や視聴時間といった利用状況をレポート化して確認できるため、個別の学習フォローがしやすくなり、社員育成にかける手間と時間の削減につながるでしょう。
動画研修配信ソフトおすすめ4選
・C-stream(シーストリーム)
・MOOGA(ムーガ)
・OneStream(ワンストリーム)
クラストリーム
・視聴者を限定した動画配信が可能
・独自のセキュリティ対策機能があり、セキュリティを重視した動画配信もできる
・2倍速でもしっかり聞こえる再生機能がある
クラストリームは、限定配信に特化したクラウド型の動画配信システムです。セキュリティを重視した動画配信もできるため、金融機関での導入実績もあります。
また、独自の2倍速機能を搭載している点も特徴です。通常の2倍速より音声がはっきりと聞こえるので、復習や業務の効率アップを促進できます。長時間の研修動画や、マニュアル動画の視聴時間短縮に役立てられるでしょう。
事前にアップロードした動画を好きなタイミングで視聴できるオンデマンド配信だけでなく、ライブ配信にも対応しており、PCとスマートフォンのどちらからでも利用できます。
C-stream(シーストリーム)
・オンデマンドとライブ配信ができるクラウド型の動画配信システム
・OSや機種などに関係なく、さまざまな端末に動画配信できる
・低価格で導入できる
C-stream(シーストリーム)は、クラウド型の動画配信システムです。オンデマンド配信とライブ配信の両方に対応しています。
使った分だけを支払う従量課金制のeラーニングサービス「イーラーニングASP」も提供しており、低コストであらゆるeラーニングを実現できます。
専用のサイトで動画の投稿から配信まで一括管理できるほか、視聴履歴などのログも残しておけるため、その動画がどれくらいの頻度で再生されているのかも確認可能です。
MOOGA(ムーガ)
・30日間の無料トライアルを利用できる(2023年9月現在)
・全てのデータや通信が暗号化によって保護されている
・録画した動画にテロップを入れるなど編集機能が充実している
MOOGA(ムーガ)は、法人向けの動画配信サービスです。eラーニングをはじめ、セミナーや研修、マニュアルといったさまざまな場での情報共有に活用できます。
動画のアップロードから配信まで3つのステップを踏むだけで簡単に配信できるので、不慣れな方でも使いやすいでしょう。通信時のデータが暗号化されており、セキュリティ面でも安心です。
配信動画と視聴ユーザーを柔軟に設定できる機能と閲覧認証機能を活用することで、見せたい動画のみ見せたい人へ配信することもできます。
OneStream(ワンストリーム)
・専門知識がなくても動画サイトを簡単に作成できる
・使いやすい管理画面で、配信や分析に関する機能が豊富
・初期費用無料で月額10,780円から利用可能(2023年9月現在)
OneStream(ワンストリーム) は、動画サイトを簡単に構築できるサービスです。動画をアップロードするだけで、動画サイトを作成できます。
使い勝手を意識した分かりやすい設計で、配信方法の設定やユーザー管理、ログ、マーケティング機能など、さまざまな機能が充実しています。
コードを用いなくても自由にカスタマイズできるので、オリジナリティのあるサイトづくりも簡単です。社内向けの研修動画はもちろん、オンラインセミナーやイベント動画など、幅広いシーンで活用できるでしょう。
研修動画作成ソフトと動画研修配信ソフトの選び方
研修動画ソフトも動画研修配信ソフトもさまざまな製品があります。ここからは、ソフトを選ぶ際に意識したいポイントについてみていきましょう。
・操作性が良いか
・必要な機能があるか
・サービスのサポート体制は整っているか
・料金体系があっているか
操作性が良いか
研修動画ソフトも動画研修配信ソフトも高機能な製品は多々ありますが、使いこなせなければ宝の持ち腐れになりかねません。管理画面のインターフェースやテンプレートの有無など、ソフトによって操作性が異なるため、なるべく使いやすいものを選びましょう。特に、動画制作に携わったことのない人が使用する場合は、分かりやすいUIで操作性が良いものを選択しなければ、コツを掴むのに時間がかかる可能性が高いです。また、実際に作業する人の負担を考慮し、制作工数についてもチェックしておくと良いかもしれません。
無料トライアル期間を設けている製品もありますので、気になるものがあれば購入前に試してみるのも良いでしょう。
必要な機能があるか
ソフト選びで欠かせないのが、搭載されている機能の確認です。必要な機能を明確にし、使いたい機能が備わっているものを選びましょう。例えば、複雑な工程に関するマニュアル動画を作りたいなら、自動字幕機能が便利かもしれません。
ソフトを使って実現したいことを明らかにしたうえで、必須となる機能をリストアップすることが大切です。
サービスのサポート体制は整っているか
クラウドサービスを利用するのであれば、データはクラウド上で保存・管理されるため、セキュリティが気になるところです。セキュリティに関する対策は万全か、データ損失のリスク対策が講じられているかなど、サポート体制についてもチェックしておきましょう。
さらに、ソフトを使っていく中で出てきた疑問点や不明点を、FAQやチャットツールなどで解消できるサポート体制が充実していれば、より安心です。
料金体系があっているか
ソフトによって初期費用の有無や月額費用などの料金プランが異なります。買い切りの商品の場合、追加費用が不要なケースが多いものの、新機能などの追加がないことも多いです。反対に、定額制の場合は、毎月費用が発生する半面、新機能の搭載やアップデートをしやすいです。初期費用を抑えやすい点も定額制のメリットといえます。
高額のツールを選んでも、使わない機能ばかりでは費用対効果が悪いため、ソフトの特徴や費用を踏まえ、目的にあったものを選びましょう。
研修動画の作成はシードアシストにご依頼を!
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