ブランディング動画とは?メリットと活用のコツ、事例を紹介
ブランディング動画の制作を検討している方の中には、「どのような動画を作れば良いかわからない」「参考事例をみてみたい」という方が多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、ブランディング動画を制作するメリットやブランディング動画の活用方法を詳しく解説します。
くわえて、ブランディング動画の制作におけるポイントや費用、事例についてもまとめていますので、ぜひ最後までお読みください。
目 次
ブランディング動画とは
ブランディング動画とは、企業の商品・サービスを認知またはイメージアップするための動画のことです。視聴者に企業を認知してもらい、ブランドに対する信頼関係を構築することを目的としています。
また、ブランディング動画では、基本的に販促動画のような商品・サービスのアピールは行いません。企業のイメージアップを目的としているため、ストーリー性を持たせた動画などを通じて視聴者に企業のことを知ってもらうことに重きをおいています。
企業の商品・サービスの価値に共感を得てもらい、視聴者の購買意欲を高めることで購買行動につなげます。
企業がブランディング動画を制作するメリット
企業がブランディング動画を制作するメリットとして、以下の3つがあげられます。次項でそれぞれ、みていきましょう。
- ・自社ブランドのイメージを正しく伝えられる
- ・SNSでの拡散が期待できる
- ・BtoBでも効果を得られる可能性が高い
自社ブランドのイメージを正しく伝えられる
ブランディング動画は、企業の理念や信念、商品・サービスの価値など、ブランドが大切にしている部分を直感的かつ正確に伝えられます。
そもそも動画は、感覚的な情報を伝えることに長けたツールです。文字や画像では表現が難しい内容であっても、動画であれば視聴者に伝えやすいといえます。
また、文字や画像と比較すると、動画は約5,000倍もの情報量を持つといわれているため、膨大な情報であっても、短時間で伝えることが可能です。さらに、紙媒体よりも動画をみた人の印象に残りやすいというメリットもあります。
SNSでの拡散が期待できる
ブランディング動画は、ストーリー形式で制作されることが多く、視覚と聴覚に訴えて視聴者の感情を刺激し、共感を得やすいという特徴があります。
そのため、気に入った動画をシェアできるSNSとの相性が良く、拡散に期待できます。
これまでの視聴層とは異なるユーザーに動画が届き、共感してもらうことができれば、新たな購買層(見込み顧客)の増加につながるでしょう。
BtoBでも効果を得られる可能性が高い
ブランディング動画は、B to C(Business to Customer)だけでなく、B to B(Business to Business)のビジネスモデルでも活用できます。
例えば、取引企業に自社の商品・サービス紹介を行う際、ブランディング動画があれば説明を簡略化できます。中でも、無形商材や専門知識が必要な製品などの説明に有用です。
動画を用いることで、相手は内容を理解しやすくなることから、成約に結びつく可能性が高まるといえます。
ブランディング動画の具体的な活用シーン
ブランディング動画は、主に以下のようなシーンで活用されています。
- ・コーポレートサイトやSNS
- ・イベントやIR活動
- ・採用活動でのアピール
自社サイトやSNS
ブランディング動画をコーポレートサイトに掲載しておくと、自社に興味を抱いた消費者や求職者をはじめ、多くの人に動画をみてもらいやすくなります。
また、SNSは、動画をみた人がすぐにコメントを書いたり拡散したりするなど、リアルタイムな動きが多いため、話題にのぼればさまざまな人にリーチできるでしょう。
すると、会社のイメージアップにもつながりやすく、顧客増加や売り上げにも期待できます。
イベントやIR活動
ブランディング動画は、イベントやIR活動にも活用できます。
ブランディング動画は、短時間で自社の魅力を伝えられるというメリットがあり、視聴者の共感を得られれば、仕事の受注増加や投資判断にも期待できます。
また、企業PRとして重要な展示会においても、ブランディング動画を使うことで来場者の注目を引き、興味や関心を高めて自社のブースへ集客する大きなきっかけにもなるでしょう。
採用活動でのアピール
ブランディング動画は、企業が持つ魅力ややりがいのある仕事を求職者に伝えられるため、採用活動にも生かせます。差別化できる魅力的なブランディング動画を作成することで、優れた人材を引き寄せる可能性があるでしょう。
また、昨今は、動画を見慣れている若い世代に向けて、ブランディング動画を配信する企業も増えています。
企業価値を伝えるだけでなく、先輩社員の素顔や業務の内容をリアルに紹介し、入社後に感じるギャップを減らす効果にも期待できるからです。
企業ブランディング動画の事例
続いて、動画制作・映像制作を行うシードアシストが手がけたブランディング動画の事例を紹介します。
株式会社大丸松坂屋百貨店様
セレクトショップである「M BASE」のブランド紹介動画です。
リニューアル前の店舗のイメージを払拭したいというご要望のもと、動画のコンセプト・ペルソナから、撮影場所・演出・撮影方法などを検討しました。
「M BASE」の世界観を前面に押し出し、「生活感度の高い大人が、訪れるたびにいつも新しいモノ・コトを発見できる場所」というブランドイメージが視聴者に伝わるような演出に仕上げています。
株式会社矢野時計店様
創業70年を誇る実店舗をPRするためのブランディング動画です。
歴史の深さや丁寧な接客、清潔感のある店舗の様子を交えながら、ゆったりとした時の流れを感じさせるBGMをバックに、メイン商品である時計を撮影しています。
時計は動きのない静物であるため、スライダーを使用して画面に変化をつけた点もポイントです。
有限会社 湧元様
日本の伝統織物「近江上布」を世界へ発信するためのブランディング動画です。
職人の方々とのコミュニケーションやフィールドワークをもとに動画のコンセプトを考え、近江上布を生み出す職人たちの営みと豊かな自然を映像に凝縮しています。
海外のファッション業界がターゲットの動画であることから、職人のストイックな雰囲気を醸すためにスタジオを暗幕で覆い、自然光を完全遮断した状態で撮影した点もポイントの一つです。
効果的なブランディング動画を制作するためのポイント
最後に、効果的なブランディング動画を制作するためのポイントについて、みていきましょう。
動画のコンセプトを明確にする
ブランディング動画を制作する際は、コンセプトを明確にし、内容に一貫性を持たせましょう。コンセプトがあいまいでは、ブランドの良さを十分に伝えきれず、中途半端な内容になりかねません。
まずは、「最終的に視聴者に何を伝えたいのか」という動画の軸を定めてください。そうすることで、動画のストーリーや要素、構成が決めやすくなります。
また、動画のコンセプトは、目的とターゲット層、活用方法も踏まえながら決めていきましょう。
共感を誘う内容を意識する
ブランディング動画は、いかにして視聴者に企業のブランドや商品・サービスについて共感してもらうかが重要となります。したがって、視聴者が興味を抱き、共感を得やすいストーリー性のある動画を意識することが重要です。
例えば、採用活動に活用するブランディング動画であれば、ドラマの主人公を就活生にすることで、同じ境遇の視聴者の共感を得やすくなります。
ただし、誇張しすぎた演出を行うと、視聴者に「不自然な気がする」「わざとらしい」などと嫌悪感を抱かれてしまい、ブランディングにはかえって逆効果となる場合があるため注意が必要です。
自社の商品・サービスの価値を理解する
共感を得られるブランディング動画を制作するには、担当者が企業のブランドや商品・サービスについて、内容を十分に把握している必要があります。
他社にはない価値を見出しアピールすることで、ブランド力の向上や競合企業との差別化につながるでしょう。
また、商品・サービスの内容を熟知していれば、動画に含める要素の取捨選択や構成の作成をスムーズに進められます。
継続して配信する
視聴者に、企業のブランドイメージを構築してもらうには、継続してブランディング動画を配信することも重要です。興味・関心を持ち続けてもらえるようにするためにも、動画の継続配信は大切といえます。
ただし、企業のブランドイメージの構築には時間がかかります。そのため、動画の内容や活用方法について試行錯誤を繰り返す中で、徐々に視聴者の心をつかめるということを念頭におきましょう。
ブランディング動画の作成はシードアシストにお任せください
ブランディング動画は、動画広告とは違い、企業や商品・サービスの価値を伝え、共感してもらうことで消費者とのつながりを強くします。
また、ブランディング動画の制作を検討中の方は、豊富な実績を持つシードアシストにお任せください。
シードアシストでは、ブランディング動画の企画から撮影、編集、演者の手配、ナレーション収録まで各工程のスペシャリストがお客様をバックアップいたします。
動画制作を自社内で一貫できる体制を整えているため、お客様のご要望にスピーディーに対応し、密にコミュニケーションをとって課題解決に取り組みます。
動画制作の外注をお考えの方は、ぜひ一度シードアシストにお気軽にご相談ください。
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